各支部の紹介

公園支部

公園支部は、1972年に結成し、現在では、大阪市ゆとりとみどり振興局に在籍する技能職員と再任用職員、大阪市の外郭団体であるスポーツみどり振興協会などで働く再雇用職員で組織しています。

kouen_img01.jpg組合員の多くの業務内容については、大阪城公園や鶴見緑地などの大公園と大阪市内の街区公園975カ所の樹木管理と公園を安心・安全に快適に使用するための一般管理を行い女性職員や知的障がいを持つ職員も公園管理に携わっています。さらに、各区での花と緑の普及啓発活動や市民参画協働事業を推進する企画調整業務を行い、グリーンコーディネーターや緑化リーダーの育成、公園愛護会をはじめとする市民活動にかかる助言・支援業務を積極的に担っています。

また、市民の皆さんが安心して安全かつ快適に公園利用できる状況を確保するため、公園内の自転車の不法駐輪をはじめとする不正使用や不法占拠対策を行っています。天王寺動物園では、園内217種905点の動物を飼育し、年間通じて、飼育員による動物のワンポイントガイドや動物のモグモグタイム(エサやりの様子をみてもらう)など年間を通して様々なイベントも行っています。

公園支部の組合員は、大阪市の公園緑化スポーツ文化集客事業の現場最先端でさまざまな場面で働いています。
公園支部は、組合員の生活と権利を守る一方で、刻々と変遷を遂げる社会環境・社会システム、多様化・高度化する市民ニーズに敏感に反応し対応していくため、1987年から11回にわたり自治研集会を開催し労働組合という立場で組合員の意識改革、局事業への政策提起を行い、時代の変化に対応できる行政サービス(公務労働)の確立に向けた施策展開を求めています。

kouen_img02.jpg現在、公共サービスを行政が独占する時代は終わり、市民自らも公共サービスの主体となり、行政と市民が地域課題と真剣に向き合い、その解決に向けて互いに知恵をしぼり汗を流すパートナーとして、行政と市民が協働し、よりよい地域をつくっていくことが求められています。

こうした認識の下、市民協働に向けた様々な取り組みがそれぞれの地域で行われており、公園愛護会との協働による公園遊具の安全利用講習会の実施、緑化ボランティアの方々との緑のカーテン、緑のカーペットの取り組みや緑化リーダー、グリーンコーディネーターによる緑化講習・緑化相談など、公園の安全・安心を守る取り組みや緑化活動などの場で行政と市民の協働が実践されています。

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公園支部は、質の高い行政サービスの提供と市民主体の行政の確立に向けて、市民の立場からの視点で、現業職場における公的サービスの再構築を進めています。

1995年1月の「阪神・淡路大震災」発生以降、復旧・復興・支援活動に対し社会的な連帯の和が広がるなかで、労働組合の社会的役割から組織ボランティアが担う重要性として、個人では対応しきれない活動に取り組める大きな力があることを確信しました。

公園支部は、労働組合としての社会的支援・連帯活動を推進していくためにボランティア的精神を持って、様々な諸活動に参加し、活動のネットワークを広げていくことを主な目的をする主旨から、97年に「Vネット委員会」を設置し、被災地障害者センター、ゆめ風基金との連携を図りながら様々な活動を行ってきました。また、結成10年を契機に新たに防災・環境問題に視点をあてた取り組みとして、日中友好緑化プロジェクト事業である「マングローブ植樹ボランティア」へ調査団・植樹ボランティアを代表派遣し活動展開してきています。

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