市従の紹介

市従ボトムアップコンテスト

自治労の自治研活動は、1955年に誕生し、1957年にはじめて甲府市において自治研全国集会を開催しました。以来、職場、地域をつなぐ様々な活動を蓄積してきています。 
自治研活動は、労働組合としての取り組みや仕事、地域とのかかわりを通してつちかった“人と知恵”をつなぎ、育て合い、市民との協働を通して、地方分権改革の成果を活用して新しい「地方主権」の時代をつくりあげる活動となっています。
成功例、失敗例など具体的な実践のなかにこそすばらしい知恵やアイデアがつまっています。経験を報告しあい、本音の意見をたたかわせることでよりよいアイデアが生まれてきます。
私たちは、このような特性を持った自治研活動という自治労の財産を引き継ぎ、活動をより活性化しています。
市従は、公共サービスの質の向上に向けたとりくみや職場改革の実践を通じ、自治労の自治研活動のとりくみに連動して市従自治研・ボトムアップコンテストを開催しています。

第1回市従自治研・ボトムアップコンテスト

市従は地域における公共サービスの従事者として、地域住民とともに進めてきた「地域づくり・まちづくり」の取り組みや、公共サービスの質の向上と職場改革の事例を全国に発信するため、第1回市従自治研(ボトムアップコンテスト)とりくむこととしてきました。
ボトムアップコンテストの優秀者については、2006年5月の自治労大阪府本部自治研集会への参加と2006年10月に沖縄で開催される地方自治研集会へ参加することとになりました。
また、市従として、この公募型による実践のとりくみについて大阪市政に反映していくこととしました。

<最優秀賞>
☆エントリーNo.6
土木支部南工営所班
「カイゼン甲子園」から南工営所「カイゼン」案へ

<優秀賞>
☆エントリーNo.4
土木支部区役所班
区役所事務用公用車運転手による「地域安全対策」のとりくみについて

☆エントリーNo.7
民生支部市立心身障害者リハビリテーションセンター管理課
地域支援ネットワークにおける自治体サービスの役割~仕事のノウハウを地域福祉へと生かすために~「車いす体験講習会」(乗ってみよう・押してみよう・押されてみよう)

☆エントリーNo.5
公園支部東部方面公園事務所
「大阪城公園での市民参加・協働を考える」

<努力賞>
☆エントリーNo.1
環境事業支部西部センター分会
市民と共に考える資源循環型社会について

☆エントリーNo.2
下水道支部処理場西分会
市民参加と協働のまちづくり

☆エントリーNo.3公園支部
「市民協働による公園づくり」~街区公園から地域社会を創造する~

☆エントリーNo.9
民生支部早川福祉館
「熱いぜ!現業サービス」

<審査委員長賞>☆エントリーNo.8
下水道支部処理場北分会海老江班
「子どもも大人も皆おいで!」一緒に考えよう大阪の下水道

第2回市従自治研・ボトムアップコンテスト

「第32回全国自治研集会」への参加をめざし2007年3月25日、外部審査員で近畿大学の久教授をまじえ各職場から応募頂いた事例報告についての第1次書類審査が行われました。その後、4月11日にヴィアーレホールにて最終審査の結果、最優秀賞には公園支部真田山公園事務所の「公園は私の庭」が選ばれました。
また、今回の審査会で近畿大学 久隆浩教授から「ボトムアップコンテストを、今後も情報交換の場にしてほしい。公務員にしか出来ないことを発表すれば、市民の皆さんにも聞いていただける。日常普段の業務に生かせる取り組みを続けていき、職場を越え、手を結び合えば、連携した取り組み事例がもっと増える。」とのコメントをいただきました。

<最優秀賞>
☆エントリーNo.2
公園支部東部班・真田山公園事務所
「公園は私の庭

<優秀賞>
☆エントリーNo.8
中央支部・東住吉ラビット隊
「地域・行政機関との連携による安全・安心なまちづくり」

☆エントリーNo.6
環境事業支部・西部センター分会
「学習会を通して資源の大切さを考えよう」

☆エントリーNo.3
公園支部・鶴見班
「常に新しく魅力ある緑化普及啓発活動にむけて」

<努力賞>
☆エントリーNo.7
民生支部・リハセン
「啓発活動『車いす体験講習会』の活動報告・経過と今後について」

☆エントリーNo.5
土木支部・南工営所管理班
「新しい管理業務・地域関連業務について」

☆エントリーNo.4
下水道支部・下村幹夫さん
「T-TPM(抽水場の総合効率化)」

<審査委員長賞>
☆エントリーNo.1
港湾支部・本一裕さん
「1号職員・2号職員の壁をこえ」

第3回市従自治研・ボトムアップコンテスト

●評価委員のみなさん
●公園支部・天王寺動植物公園班からの報告の様子

第3回市従自治研・ボトムアップコンテストのプレゼンテーション審査が11月28日、TKP大阪本町ビジネスセンターで行われ、最優秀賞に公園支部・天王寺動植物公園班の「人づくり・花づくり・街づくり『市民協働による安心・安全な公園づくりをめざして!』」が選ばれました。 今回の審査にあたっては、5人の評価委員のうち4人が学識経験者、NPO、民間企業で街づくりにかかわっている外部の方々とし、労働組合の既存の枠にとらわれない立場での審査が行われました。
プレゼンテーション審査に選ばれたのは6本のレポートで、評価委員や応援に駆けつけた支部・職場70人を超える参加者の前で市民参加と協働によるまちづくりや地球のネットワークづくり、自主的な業務改善など、職場段階のアイデアを報告するなど、さまざまな取り組みが報告されました。
審査後、評価委員からは「どれが最優秀でもおかしくない」との評価がありました。

 

<最優秀賞>
公園支部・天王寺動植物公園班
「人づくり・花づくり・街づくり『市民協働による安心・安全な公園づくりをめざして!」

<優秀賞>
環境事業支部・東部センター分会 鶴本 佳子 さん
「“なにわ”ともあれ ごみ減量」

 川邉 安子 さん
「地域に根ざしたより良い食支援のあり方をもとめて」

土木支部・直属班
「現場からの業務改革をめざして~『建設局工営所直営部門管理運営要綱』の改正作業」

<努力賞>
市民生活支部・リハビリテーションセンター
「車いす体験講習会事業内容について」

公園支部・東部班
「安心・安全つながる地域のわ」

久隆浩・評価委員長(近畿大学教授)の総評

全国自治研での市従の皆さんの報告の特徴は、まだまだ要求突き上げ型が多いなかで6本のレポート全てが政策提案型になっている点です。労働組合である以上、要求突き上げ型になりがちな事情はわかりますが、自分たちの仕事を提案するほうが有効で、今回プレゼンテーションを行った6本とも政策提案型になっていました。また、現場ではなく企画部門の報告がありました。もちろん現場は大切ですが、今日的には現場から少し離れた余裕のあるところにいて、時代の流れや全国の動向と現場の声をつなぎ、うまく組み立てることなどを考える役割が大切です。今回で3回目の審査をさせていただいきましたが格段にレベルが上がっていました。 全国自治研に招待する最優秀賞を1本だけ選ばなければなりませんが、どの報告も全国の仲間に発信していただく価値のある取り組みばかりでした。

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